写真と動画をどこに保存するか。
結論、Amazon(Amazon Photos/ AWS S3)使ってそれなりに安くできてます。
目的:写真や動画を安くバックアップする
プライベートの写真や動画を保存する話です。
写真や動画を保存するときに何を求めるかは人それぞれですが、
個人的には、安さを求めたいと思っています。
過去の写真や動画って、保存するのに見返す機会って驚くほど少ないです。
でも、削除はしたくないし、特に子どもの写真や動画って消しにくいですよね。
しかもスマホでいつでもきれいに撮影できるから、いつの間にか画像と動画が山のように。。
全部精査して取捨選択するのも辛いです。(時間的にも精神的にも無理です。)
なので、ここでは
- とりあえず手間を省きつつ、全部バックアップして一番安く済ませたい
というのをメインに考えたいと思います。
バックアップは重要
仕事柄、バックアップは当たり前のように取得するんですが、
そもそも必要?みたいな人も多いかと思います。
でも考えてみると、スマホなどの紛失ならまだしも、落として壊したとか、
PCの調子が悪くて起動しない、みたいなことになったら目も当てられません。
1回のミスで自分の記録、思い出がすべて吹っ飛ぶ。。みたいなことを避けるために
バックアップは重要です。
クラウドサービス利用とハードディスク保存
写真や動画を保存する手段として考えられるのは、基本的に2パターンだと思います。
- クラウドサービス利用
- ハードディスク保存
まずはクラウドサービスを比較してみたいと思います。
対応方法:クラウドサービスの比較
ほかにもあるとは思いますが、メジャーなところで考えます。
- Dropbox
- Google Photo (Google Drive)
- iCloud
- Amazon Photos (Amazon Drive)
Dropbox
Dropboxはメジャーなストレージサービス。
個人向けプランとして、以下のようなプランが用意されてます。
- Basic プラン
- 2GBまで無料。 # 2GBは少ない。。
- Plus プラン
- 2GBから2TBまで 月額1200円(年払い) # 2TBくらいあれば十分かも。でも高め。
- Family プラン
- 2GBから2TBまで 月額2000円(年払い)
- 家族(最大6人)で共有 # 別に家族と共有したいわけではない。
Basicプランだと少ない、Plusプランだと高い。
Familyプランに関しては、共有できるのがポイントなんだと思いますが、
別に家族と共有したいわけではないですし、
家族が撮影した写真は別のアプリで共有してもらっているので、個人のバックアップが取れればいいです。
参考:Dropbox – 個人向けプランの料金を比較
Google Photo(Google Drive)
Googleアカウントがあれば利用可能なサービス。少し前までは、これ使っておけばOKでした。
なぜなら、実質的に容量無制限の無料提供状態だったから。
具体的な説明は、公式や他のブログに譲りますが、「高画質」という設定を選択しておけば以下のような状態でした。
- 変更前
- 写真は無制限、無料。 (最大1600万画素) # ほとんどの人には影響ないくらい高画質。
- 動画は無制限、無料。(1ファイル10GBまで)
ところが、変更後(2021年6月1日)から、料金体系が変更され、以下のようになりました。
- 変更後
- 写真、動画にかかわらず無料枠は15GBまで。
- 以降は、GoogleOneでストレージを追加購入。
- 100GB:月額250円
- 200GB:月額380円(年額3800円)
- 2TB:月額1200円(年額1万3000円)
正直、いままでよく無料で提供されていたな、というレベルだったので、
改悪というよりも適正価格に設定された、というイメージすらあります。
とはいえ、2021年6月1日までに高画質で保存された写真や動画は、
この無料枠を圧迫しない(計算されない)らしいので、
それまではGoogle Photoにアップロードし続けるのも手ではあります。
参考:Googleフォトのストレージに関する変更
iCloud
iPhoneユーザなら端末のバックアップなどでお世話になっているサービス。
iCloudも無料枠に追加することで容量の拡張が可能です。
- iCloud
- 5GB:無料
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 2TB:月額1300円
iPhoneユーザであれば、比較的敷居が低いので容易に導入できるところはメリットですね。
特に気にせず、デバイスのバックアップとあわせて実行してくれるので、定期バックアップも取りやすいです。
参考:iCloud料金
Amazon Photos(Amazon Drive)
Amazonの会員であればだれでも利用できるサービス。
特にPrime会員なら以下のようなプランになっています。
- Prime会員
- 写真は高画質として無制限でアップロード可能。(無料)
- 動画及びその他ファイルは5GBまで。(無料)
- 追加課金で一定容量まで追加できます。
- 5~100GB:月額250円
- 100~1000GB(1TB):月額1300円
- 1~2TB:月額2600円
- 通常会員
- 写真も動画も5GBまで。(無料)
元々Prime会員であれば、かなりお得感のある選択肢です。
年払いにすると、もう少し安くなる様子。
参考:Amazon Photos 料金 ※ログインしないと見れないです。
対応方法:ハードディスク保存
外付けのHDDなどを購入してきて、自前でバックアップを取る選択です。
2TBのモデルが1万円前後で売っているので、買い切りで保管することができます。
買い切りのメリットは、それ以上コストがかからないこと、かなと思います。
一方で、
ほんとに2TBも必要?とか、2TB使い切ったらまた買いに走る必要があったり、物理的に壊れる可能性とかを考えると、個人的にはデメリットの方が大きい気がしています。
特に容量に関しては、増える一方なのでできるだけその時の状況に合わせて
適正な価格を選べる方が効率的だと思います。
パブリッククラウドを使う
どこに保存しようかなぁと考えているうちに思い付いたものとして、
(言葉としてあっているかはともかく、)
Amazon Web Service(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などで提供されているストレージサービスを使う、という選択肢もあるかなと。
仕事上、AWSを使うことが多く、個人でも利用経験があったAWSで考えてみました。
Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)
S3は、代表的なAWSのストレージサービス。
イレブンナイン(99.999999999% (9 x 11))の耐久性を実現するように設計されてます。
(個人のデータにそこまでいらないけど。)
S3の料金は、ストレージクラス(ファイルへのアクセス頻度によって定義する)によって
異なっていて、ストレージクラス次第では、1GBあたり月額0.00099USDみたいな
低価格が実現できるので使わない手はないかなと思います。
アップロードもAWSで提供している機能としてブラウザから実施できるので、
PCさえあれば簡単です。
ただ、この低価格は長期的に保存する(しばらくダウンロードしたりしない)ことを
前提としているので、ダウンロード時に時間がかかったり、
短期的に取り出すと余計にお金がかかったりするので注意が必要です。
ここまでで力尽きてきたので、料金体系の細かい説明は、割愛します。。
(また別の機会に書くかもしれないです。)
結論として何をつかったか。
ここまで書いてたら、結論ありきなように見えますが。笑
ぼくは、Amazon Photos(写真)とAmazon S3(動画)を併用してバックアップを取ってます。
理由は以下。
- Amazon Photos
- 元々Prime会員だったので、わざわざ新規に課金が不要だったこと。(実質無料)
#Prime videoの利用は子どもがみているので、解約という選択肢がほぼないです笑 - iPhoneのアプリから勝手に写真のみアップロードしてくれる。
- 裏側はAWSのはずなので、ある程度耐久性があるはず。
- 元々Prime会員だったので、わざわざ新規に課金が不要だったこと。(実質無料)
- Amazon S3
- 簡単に環境準備ができる。
- アップロードもブラウザから一括でできる。
- 長期的に保存する目的であれば、圧倒的に安い。
#しばらくダウンロードしたり見直したりしない前提です。 - 耐久性は文句なし。
実績としてどのくらいかかっているか。
実際に、写真と動画がどれくらい保存されていて、どれくらいの金額になっているかを確認しました。
- 写真
- 33,289枚(約40GB):無料
- 動画(S3上のファイル数(オブジェクト数))
- 13,073個(199.2GB):月額200円前後
これまで見てきた他のサービスと比較しても、安く収められているんじゃないかなと思ってます。
やってみた感想
ある程度手間を省いて、一括アップロードしつつ、安く済ませるという意味ではいい塩梅になったかと思ってます。
ほんとに安く、最大容量でデータを保管するのであれば、
Google Photoを使って2021年5月末までにアップロードしまくる→6月になった瞬間にほかのサービスを使う
みたいなことも考えられますが、
サービスをまたがってやり始めるとどこに何があるのかわからなくなる、という弊害があるので避けました。
各個人で置かれている状況(Prime会員、AWS利用経験あり)が異なるので、
参考になればとうれしいってくらいの記事です。
コメント